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オフでの知り合いとか友達とか先輩に見られたら恥ずかしすぎる日記。だったら自重しろって話です。
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遅れに遅れたつなたん。はじめに書いてたやつ没ったとかないしょなんだぜ!
































「さむぅー‥‥‥」
だんだんと寒くなっていく季節。夕方はどんどん冷え込む。そんな季節にシャツとベストでベンチの上、じゃ、そりゃ寒いだろ。じぶんでつっこんでりゃ世話がない。
そんなことをぶつぶつ考えてれば頭から何か布の固まりを落とされた。ふわりと香る慣れた香り、一緒に声も落ちてきた。
「何でそんな薄着なの。風邪引きたいの?」
「ひばりさん」
落とされたのは彼の上着で、見上げれば彼自身はワイシャツとネクタイで自分より寒々しい。
「い、いいですよ雲雀さん、自分で着ててくださいよ!」
「いいから着てる」
「でも‥‥‥」
「君みたいに軟弱じゃないし」
押し切られて、しかたなしにそれを着込む。さっきまで着ていただろうそれは、ほわりと暖かかった。
「昔も、ありましたねぇ‥‥‥」
「ああ、そういえば」
「たしか、上着を借りた俺が風邪を引いて、雲雀さんはまったく平気という‥‥‥」
「本当に軟弱だよね」
あはは、と乾いた笑い。雲雀はひょい、と片眉を上げた。
「で?今日の主役が何してるの?パーティーの用意、もうすぐできるみたいだけど」
「‥‥‥え、あなたがそれを言いますか」
「何の話」
雲雀が首を傾げるので綱吉はがう、と吠えた。
「あんたが!この時間にここで待てって言ったんでしょうが!」
「ああ‥‥‥そういえば」
思い出すように虚空を見上げ、雲雀は頷いた。
「まあ、正直この時間じゃなくてもよかったんだけど」
「はい!?」
「酒で君が正体をなくす前に、ね」
何の話か、と口を開こうとして、目の前に落とされたものをあわてて受け取った。
小さい、ビロードの箱。中身は雲雀は何も言わなかった。言わなくたって、こんな箱に入ってるもの一つしか思い至らない。
「ずっと付けていて。それから、今夜日付が変わる前に部屋にいて」
そっと箱をあければ思ったとおりのもの。
「人除けのオマモリ」
「‥‥‥っ、べつにっ、こんなのなくたって、誰にもついてったりしません」
「‥‥‥泣かないでよ」
「見ないでくださいっ」
今までの十年、一緒にいてくれてありがとう。
らしくない雲雀の言葉。彼も浮かれているのだろうか。喜んでくれているのか、俺の生まれた日を。
「これからの50年もよろしく」








この日を結婚記念日ってことにして50年後に金婚式すればいいとおもう。お互い70すぎで白髪頭でワインと日本酒のみながらまた指輪を交換すればいいんじゃないかな。で、綱吉がつぎはダイヤモンド婚式ですね!って言って雲雀を苦笑させればいいとおもう!
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