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オフでの知り合いとか友達とか先輩に見られたら恥ずかしすぎる日記。だったら自重しろって話です。
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バレンタインですね!ということで。ひばつなです。のっとにょた。
フライング?しってるよそんなの!!















いやな予感はしていた。彼女の声が、リボーンのそれとそっくりな響きをしていたから。

―――つまり、好奇心と愉悦。悪い方向に。






午後も四時半を回ってだいぶ暗くなってきた。
茶色い癖っ毛、この時期には寒いだろう、膝の位置よりもずっと短い白のワンピース、これまた寒いだろうに素足に低いヒールのショートブーツ。上には真っ赤なPコート、持っているのは小さな紙袋。うつむいているので顔は見えない。
のびる足がその細さを語っており、白い肌に膝頭が赤く染まっているのが庇護欲をそそる。
彼女は中学校の前で立ち止まると、きょろきょろと辺りを見回したあと入っていった。偶然にそれを見た人は、彼女が持っていた紙袋が見覚えのあるもの―――並盛で人気の洋菓子店の紙袋―――であることを思い出し、また今日の日付を思い出して笑った。
が、訝しげな顔をする。日曜のこの時間、学校からはほとんど音がしない。彼女は、あの紙袋を誰に渡すのだろう?








雲雀はふ、と顔を上げた。ひたひた、と廊下を歩く音がする。できるだけ音を立てないようにしているようだが、生憎雲雀の耳はその音をしっかりととらえていた。
応接室の前で足音はとまる。躊躇しているのかそわそわとした気配。雲雀は立ち上がると扉の前に立った。勿論足音を立てたり等はしない。
かさり、と音がした。紙のこすれるような音。それから、きびすを返すように鳴る廊下、反射的に扉を開け、その首もとをつかんで引き寄せた。
「‥‥‥なんて格好してるの」
「ひぇっ?」
腕のなかに納まったのは性別男なはずの後輩。随分と可愛らしい格好をしている。少し考えたあとぼそりとつぶやく。
「‥‥‥女装趣味?」
「ちがいますっ!こっ、これはビアンキが‥‥‥」
「ふうん、何でもいいけど」
綱吉の片手をつかみ、もう片方の手で床に置かれた紙袋を掴み上げる。
「‥‥‥ふうん?」
意味ありげに見やればあっという間に赤くなる。もう一度抱き込んだ腕の中、彼の耳が赤い。寒さだけではないだろうその色、ビアンキがどうとか騒いでいるのを無視して応接室に引っ張りこんだ。
「なんだっけ、家庭科の家庭教師?ずいぶんと粋だね」
「は?」
「つまり据え膳でしょ?鴨がネギしょってきたんでもいいけど」
「‥‥‥ナニイッテンデスカ」
「有り難くいただいておこうかな」
「雲雀さん、ちょっ、ま」
そこからふっつりと声は途切れた。



「ビアンキ、ツナはどこに行った?」
「あら、リボーン、薔薇の花をくれたあなたが今日が何の日だか忘れたわけじゃあないでしょう?」
「‥‥‥‥‥‥」
「ずいぶん可愛く仕上がったわ。私の自信作よ」






ハッピーバレンタイン!意味不とかいつものことですね!
チョコレートおいしいよね!綱吉くんのほうがおいしそうだけど!雲雀さんは別格です!ひばつなは相乗効果でもっとおいしi(ry
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