オフでの知り合いとか友達とか先輩に見られたら恥ずかしすぎる日記。だったら自重しろって話です。
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卒業式的ななにかでひば→つな。むしろひば+つな。
はじめに書きたかったのとは別物になった。不完全燃焼。
「おはよう‥‥‥」
珍しく一人で教室に入ってきた親友におはようと返そうとして、山本は目を剥いて素っ頓狂な声を上げた。
「ツナ、なんだそれ!」
「いうな‥‥‥!俺が一番聞きたい!」
親友の肩には真っ黒な学ランがかかっていて、袖には真っ赤な腕章、見覚えのありすぎるそれ。
「昨日の夜、雲雀さんがうちに来て‥‥‥」
しくしくと肩を落とす親友に山本がしてやれるのは肩を叩いて慰めてやることくらいだった。
昨日は卒業式だった。笹川了平も卒業してしまうんだなとツナも山本も、獄寺すら感慨深くなって在校生の席に座っていたら、入場してくる卒業生の中に雲雀がいてびっくりした。雲雀さん予行演習の時にはいなかったのに!と三人して、いや、在校生みんな唖然としていた。泣く暇もなく終わった卒業式のあと、ぼろぼろと泣いた京子ちゃん(彼女は雲雀恭弥の卒業に意を介していなかった)とそれに動揺するおにいさんを見てちょっと現実感を取り戻し、いつものように三人で下校して、制服から私服に着替えたところで窓が叩かれた。びっくりして見やれば今日卒業なんてしてみせて全校生徒を驚かせた先輩がいてあわてて窓を開けた。そのままつったってたら窓を叩き割られそうだった。
「雲雀さん!」
「やあ、サワダツナヨシ?」
ひらりと部屋のなかに降りた先輩(土足‥‥‥)は窓枠に腰掛けるとツナを見てにやりと笑った。
「ねえ、僕に何か言うことはない?」
「え‥‥‥と、そ、卒業おめでとう、ございま‥‥‥す?」
「なんで疑問形?」
まあいいや、という彼はそんなに機嫌が悪そうではなかった。
「あの、すいません、リボーンだったら今いないんです、ちょっとでかけてるみたいで」
雲雀はちょっと驚いたように片眉をあげ、息をついた。
「いや、いい。今日は赤ん坊に用があったわけじゃないから」
「そう、なんですか?」
「うん」
こくりと頷く雲雀に、ツナがそんな仕草をしてる分には年相応なんだなと思ってきたら、頭から何か振ってきた。目の前が暗くなってあわてて頭のうえのものを掴んで落としたら布の固まりが落ちてきて、まじまじと見なくてもこの黒い人がさっきまで着ていた学ラン、で‥‥‥。
「あげるよ」
「は!?いやいやいりませんっ」
「引き継ぎは明日にでもするから」
「何のお話で!?」
雲雀はにやにやと笑みを浮かべている。
「なにって、風紀委員長」
明日から君だから、と言われて一瞬意識がとおくなった。
「まいにち、着てこいって。じゃなかったら咬み殺すって‥‥‥」
「ああ‥‥‥うん‥‥‥」
「リボーンはにやにやしてるし‥‥‥権力の使い方教わってこいって怖いこというし‥‥‥」
肩を落としてどこか遠いところを綱吉は見ている。その目が死んだようであるので山本は何とも言えず話を聞くだけだ。
「放課後応接室に来いって。春休みも全部」
「ぜんぶ!?」
「覚えることは山ほどあるって」
ひばりさんほんきなのかな、とつぶやく綱吉は学ランの重みにうなだれた。
はじめに書きたかったのとは別物になった。不完全燃焼。
「おはよう‥‥‥」
珍しく一人で教室に入ってきた親友におはようと返そうとして、山本は目を剥いて素っ頓狂な声を上げた。
「ツナ、なんだそれ!」
「いうな‥‥‥!俺が一番聞きたい!」
親友の肩には真っ黒な学ランがかかっていて、袖には真っ赤な腕章、見覚えのありすぎるそれ。
「昨日の夜、雲雀さんがうちに来て‥‥‥」
しくしくと肩を落とす親友に山本がしてやれるのは肩を叩いて慰めてやることくらいだった。
昨日は卒業式だった。笹川了平も卒業してしまうんだなとツナも山本も、獄寺すら感慨深くなって在校生の席に座っていたら、入場してくる卒業生の中に雲雀がいてびっくりした。雲雀さん予行演習の時にはいなかったのに!と三人して、いや、在校生みんな唖然としていた。泣く暇もなく終わった卒業式のあと、ぼろぼろと泣いた京子ちゃん(彼女は雲雀恭弥の卒業に意を介していなかった)とそれに動揺するおにいさんを見てちょっと現実感を取り戻し、いつものように三人で下校して、制服から私服に着替えたところで窓が叩かれた。びっくりして見やれば今日卒業なんてしてみせて全校生徒を驚かせた先輩がいてあわてて窓を開けた。そのままつったってたら窓を叩き割られそうだった。
「雲雀さん!」
「やあ、サワダツナヨシ?」
ひらりと部屋のなかに降りた先輩(土足‥‥‥)は窓枠に腰掛けるとツナを見てにやりと笑った。
「ねえ、僕に何か言うことはない?」
「え‥‥‥と、そ、卒業おめでとう、ございま‥‥‥す?」
「なんで疑問形?」
まあいいや、という彼はそんなに機嫌が悪そうではなかった。
「あの、すいません、リボーンだったら今いないんです、ちょっとでかけてるみたいで」
雲雀はちょっと驚いたように片眉をあげ、息をついた。
「いや、いい。今日は赤ん坊に用があったわけじゃないから」
「そう、なんですか?」
「うん」
こくりと頷く雲雀に、ツナがそんな仕草をしてる分には年相応なんだなと思ってきたら、頭から何か振ってきた。目の前が暗くなってあわてて頭のうえのものを掴んで落としたら布の固まりが落ちてきて、まじまじと見なくてもこの黒い人がさっきまで着ていた学ラン、で‥‥‥。
「あげるよ」
「は!?いやいやいりませんっ」
「引き継ぎは明日にでもするから」
「何のお話で!?」
雲雀はにやにやと笑みを浮かべている。
「なにって、風紀委員長」
明日から君だから、と言われて一瞬意識がとおくなった。
「まいにち、着てこいって。じゃなかったら咬み殺すって‥‥‥」
「ああ‥‥‥うん‥‥‥」
「リボーンはにやにやしてるし‥‥‥権力の使い方教わってこいって怖いこというし‥‥‥」
肩を落としてどこか遠いところを綱吉は見ている。その目が死んだようであるので山本は何とも言えず話を聞くだけだ。
「放課後応接室に来いって。春休みも全部」
「ぜんぶ!?」
「覚えることは山ほどあるって」
ひばりさんほんきなのかな、とつぶやく綱吉は学ランの重みにうなだれた。
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