オフでの知り合いとか友達とか先輩に見られたら恥ずかしすぎる日記。だったら自重しろって話です。
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つなとごくがにょた。十年後。ホワイトデーネタ!
むすり、と頬杖をつく。目の前の可愛らしいラッピングの小さな箱をじい、とにらんだ。
「十代目、どうかなさいましたか?」
銀の髪をひとつにくくり、眼鏡を掛けたスーツ姿の獄寺くんはデキる女性、という感じがする。しかし俺は、彼女が俺と全く同じ悩みを抱えていることを知っていた。
「この包みね」
「はい」
「ホワイトデーのなんだ」
「ああ、雲雀ですか」
「うん、それでね。これ、手作りなんだ」
「へぇ‥‥‥ん?」
「雲雀さんの」
「はっ!?」
目を白黒とさせてぽかん、と口を開ける。俺は眉間にしわを増やした。
「ずるいよね。あのひと。これね、開けなくてもおいしいって知ってるの。毎年くれるんだよ。バレンタインは受け取ってくれないのに」
どうせ俺が作ったらポイズンクッキングですよ、と呟いたら、獄寺くんは何とも言えない顔をした。
ビアンキ程じゃないけどつなもごくもポイズンクッキングの使い手だとたのしい。私が。
むすり、と頬杖をつく。目の前の可愛らしいラッピングの小さな箱をじい、とにらんだ。
「十代目、どうかなさいましたか?」
銀の髪をひとつにくくり、眼鏡を掛けたスーツ姿の獄寺くんはデキる女性、という感じがする。しかし俺は、彼女が俺と全く同じ悩みを抱えていることを知っていた。
「この包みね」
「はい」
「ホワイトデーのなんだ」
「ああ、雲雀ですか」
「うん、それでね。これ、手作りなんだ」
「へぇ‥‥‥ん?」
「雲雀さんの」
「はっ!?」
目を白黒とさせてぽかん、と口を開ける。俺は眉間にしわを増やした。
「ずるいよね。あのひと。これね、開けなくてもおいしいって知ってるの。毎年くれるんだよ。バレンタインは受け取ってくれないのに」
どうせ俺が作ったらポイズンクッキングですよ、と呟いたら、獄寺くんは何とも言えない顔をした。
ビアンキ程じゃないけどつなもごくもポイズンクッキングの使い手だとたのしい。私が。
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ヒバツナでツナ子で微えろ。ぬるいよ!短いよ!
ひばりさんむずかしいなあ。
わらう、わらう、セクシャルな笑みを浮かべる、うっすらと釣り上げられた薄い唇の端、俺の名をそっとささやく、のみこまれる。
奥底、深い闇のようなどろりとした感情、嫉妬?欲望?目の奥が輝く。爛々と。
つなよし
首筋から指を這わされる、服も何も剥がされた僅かばかりの膨らみをなぞり、昔誰かと繋がっていた証、窪みをなぞり、下肢までのびた手、濡れたそれに触れるとぐちゃ、と音がした。
羞恥?恐怖?解らぬ感情、噛み締める唇、静かに笑う声がした。
なんだろう‥‥‥うまくいかない。
ひばりさんむずかしいなあ。
わらう、わらう、セクシャルな笑みを浮かべる、うっすらと釣り上げられた薄い唇の端、俺の名をそっとささやく、のみこまれる。
奥底、深い闇のようなどろりとした感情、嫉妬?欲望?目の奥が輝く。爛々と。
つなよし
首筋から指を這わされる、服も何も剥がされた僅かばかりの膨らみをなぞり、昔誰かと繋がっていた証、窪みをなぞり、下肢までのびた手、濡れたそれに触れるとぐちゃ、と音がした。
羞恥?恐怖?解らぬ感情、噛み締める唇、静かに笑う声がした。
なんだろう‥‥‥うまくいかない。
なんだろう。ひばつななのはたしか。
――――お姫様。
テレビのなかのアニメーション、プリンセスがほほえんだ。
美しいお姫様、きれいなドレス、やわらかな所作に、俺はリモコンの電源ボタンを押した。
それから、ふ、とわらう。
「――綱吉」
コンコン、と扉がたたかれる。彼の声。
「雲雀さん」
椅子から立ち上がって、開かれたドア、彼の胸に飛び込む。
「おかえりなさい」
「ただいま、綱吉」
あの笑みを浮かべたお姫さまはきっと知らない。
(ただ一人の人を見つけた俺のほうが、ずっとずっとしあわせ)
最初はワールドイズマインのつもりだったんだけどなあ。
――――お姫様。
テレビのなかのアニメーション、プリンセスがほほえんだ。
美しいお姫様、きれいなドレス、やわらかな所作に、俺はリモコンの電源ボタンを押した。
それから、ふ、とわらう。
「――綱吉」
コンコン、と扉がたたかれる。彼の声。
「雲雀さん」
椅子から立ち上がって、開かれたドア、彼の胸に飛び込む。
「おかえりなさい」
「ただいま、綱吉」
あの笑みを浮かべたお姫さまはきっと知らない。
(ただ一人の人を見つけた俺のほうが、ずっとずっとしあわせ)
最初はワールドイズマインのつもりだったんだけどなあ。
神アレ。まあ喧嘩するほど仲が良いっていうか照れ隠しなのかバカッポーなのはたしか。
「なんなんですかパッツン」
声をかけるなり眉をひそめて暴言を吐いた(認めたかないが)同僚、兼(嘘だと思いたいが)恋人に、神田はぴしり、とこめかみを引きつらせた。
「‥‥‥ぱ、っつん、だとてめえモヤシ!」
「僕はモヤシなんて名前じゃありませんアレンっていうちゃんとした名前があるんですー!!」
「それはこっちの台詞だー!!」
すぱこんっ
「いてっ!」
「うあっ!?」
見事頭に何かがぶつかって二人はキョロキョロと辺りを見渡した。
すぐそばにあきれ顔のラビ、ソファにすわるリナリーもため息を吐く。ラビがクッションをぶつけたのだ。
「おまえら、喧嘩すんなら外行け」
「ここは共用の場よ?」
はっと自分達が騒いでいたのが談話室だと気付いて口を閉ざす。(ただし相手を睨み付けることはやめない)
リナリーは、今日だけ使える最終手段だ、と一つ箱を取り出した。
「はい、アレン君」
「え?」
「バレンタインのチョコレートよ」
とたん、ぱああああ、と顔を輝かせた。
「う、うわあ、本当ですか?」
「ええ、ついでに私の手作りなの。できれば、今感想を聞かせてほしいんだけど」
「はい!」
リボンをほどき、ぱか、と蓋を開ければ、トリュフがきれいに並んでいた。
「お、うまそー。オレにも一個‥‥‥」
「ラビのはこっち」
「サンキュー‥‥‥ってあれ?神田の分は?」
「神田のはもうちょっとあとでね?」
「?」
そうしてる間に、アレンはペロリとチョコを平らげていた。
「ごちそうさまです!」
「味はどう?」
「はい、すっごいおいしかったです!」
「そう、よかった。じゃあ、体はどう?」
「‥‥‥え?」
言われたとたん、ぞくり、と背筋に何かが走る。ぞわぞわと体のうずく感じに、愕然とリナリーをみた。
「りな、りー、あなた‥‥‥」
「ハッピーバレンタイン、神田。さあもっていきなさい。もうアレン君からチョコをゆする必要もないわね?」
「‥‥‥っち、言うんじゃねえよ」
アレンの腰を肩に抱くと、暴れる気力もない彼を自分の部屋まで連れ帰った。
「‥‥‥あの、リナリーさん‥‥‥あのチョコ、」
「即効性媚薬入り。あ、ラビのは普通のだから安心して?」
「‥‥‥」
リナリーさんくろーい!
「なんなんですかパッツン」
声をかけるなり眉をひそめて暴言を吐いた(認めたかないが)同僚、兼(嘘だと思いたいが)恋人に、神田はぴしり、とこめかみを引きつらせた。
「‥‥‥ぱ、っつん、だとてめえモヤシ!」
「僕はモヤシなんて名前じゃありませんアレンっていうちゃんとした名前があるんですー!!」
「それはこっちの台詞だー!!」
すぱこんっ
「いてっ!」
「うあっ!?」
見事頭に何かがぶつかって二人はキョロキョロと辺りを見渡した。
すぐそばにあきれ顔のラビ、ソファにすわるリナリーもため息を吐く。ラビがクッションをぶつけたのだ。
「おまえら、喧嘩すんなら外行け」
「ここは共用の場よ?」
はっと自分達が騒いでいたのが談話室だと気付いて口を閉ざす。(ただし相手を睨み付けることはやめない)
リナリーは、今日だけ使える最終手段だ、と一つ箱を取り出した。
「はい、アレン君」
「え?」
「バレンタインのチョコレートよ」
とたん、ぱああああ、と顔を輝かせた。
「う、うわあ、本当ですか?」
「ええ、ついでに私の手作りなの。できれば、今感想を聞かせてほしいんだけど」
「はい!」
リボンをほどき、ぱか、と蓋を開ければ、トリュフがきれいに並んでいた。
「お、うまそー。オレにも一個‥‥‥」
「ラビのはこっち」
「サンキュー‥‥‥ってあれ?神田の分は?」
「神田のはもうちょっとあとでね?」
「?」
そうしてる間に、アレンはペロリとチョコを平らげていた。
「ごちそうさまです!」
「味はどう?」
「はい、すっごいおいしかったです!」
「そう、よかった。じゃあ、体はどう?」
「‥‥‥え?」
言われたとたん、ぞくり、と背筋に何かが走る。ぞわぞわと体のうずく感じに、愕然とリナリーをみた。
「りな、りー、あなた‥‥‥」
「ハッピーバレンタイン、神田。さあもっていきなさい。もうアレン君からチョコをゆする必要もないわね?」
「‥‥‥っち、言うんじゃねえよ」
アレンの腰を肩に抱くと、暴れる気力もない彼を自分の部屋まで連れ帰った。
「‥‥‥あの、リナリーさん‥‥‥あのチョコ、」
「即効性媚薬入り。あ、ラビのは普通のだから安心して?」
「‥‥‥」
リナリーさんくろーい!
憧れサイト様がはりかえししてくださったことに気付いてはいるんだけどご挨拶にいけなくって(チキン)どうしようどうしよう‥‥‥エンドレス、状態です。
すごく有り難いです。そのサイト様のヴァン騎士パロが超好きで、もっと読みたくてうずうずしてます。
以下、ヒバツナでベルスク。スクアーロとツナ、で、二人がにょた。
なんかこう、お転婆娘とお姉様?(は?)
フライングバレンタインネタ。
「すーくーあーろー!!!」
「ぐあっ!」
背後から思い切りよく抱きつかれてスクアーロは咳き込んだ。犯人はわかってる。我らがドンナ、つまり沢田綱吉。彼女の名字がいつ雲雀になるかは、賭けの対象となっている。スクアーロの予想では、あと五年は無理だが、うっかりできちゃった婚でもすればそのかぎりじゃないなあ、と。
「ゴホッゴホッ」
「ねーねー、スクアーロ、チョコレートちょうだい!」
「はあ!?」
振りかえれば満面の笑み。怖い怖い怖い!
「な、何でオレが‥‥‥」
「え、だってどーせベルにあげるでしょ?一人分も二人分も一緒一緒!」
‥‥‥つまり、ドンナはバレンタインチョコをご所望というわけだ。
「んなもん自分で買ってこい」
「だって、噂のスクアーロの料理食べてみたい」
どんな噂だ。や、知りたくないが。
「それより、だ。自分は作んなくていいのか?」
「え?」
「雲の守護者。やるんだろう?」
「いーの、どーせ雲雀さん食べてくんない。バレンタイン当日は、ここに寄り付かないし」
‥‥‥ああ、そういやこいつの料理はポイズンクッキングだったな、と思い返す。念には念を入れてるんだろう。そうじゃなかったらあの男がこんなイベント逃すはずがない。あんな、吐きそうになるほど甘ったるい笑顔で甘やかしてるんだから。はっきり言って、直視するのをみんな避けている。だって破壊力は核ミサイル並(彼を知るものには)。
「だから、ねえ、ちょうだい?」
「‥‥‥」
きらきらと目を輝かせる彼女。あー、きっと断れないんだろうなあ。
生ぬるい笑みでもってスクアーロは現実逃避をはかった。
ハッピーバレンタイン!!(爽笑)
すごく有り難いです。そのサイト様のヴァン騎士パロが超好きで、もっと読みたくてうずうずしてます。
以下、ヒバツナでベルスク。スクアーロとツナ、で、二人がにょた。
なんかこう、お転婆娘とお姉様?(は?)
フライングバレンタインネタ。
「すーくーあーろー!!!」
「ぐあっ!」
背後から思い切りよく抱きつかれてスクアーロは咳き込んだ。犯人はわかってる。我らがドンナ、つまり沢田綱吉。彼女の名字がいつ雲雀になるかは、賭けの対象となっている。スクアーロの予想では、あと五年は無理だが、うっかりできちゃった婚でもすればそのかぎりじゃないなあ、と。
「ゴホッゴホッ」
「ねーねー、スクアーロ、チョコレートちょうだい!」
「はあ!?」
振りかえれば満面の笑み。怖い怖い怖い!
「な、何でオレが‥‥‥」
「え、だってどーせベルにあげるでしょ?一人分も二人分も一緒一緒!」
‥‥‥つまり、ドンナはバレンタインチョコをご所望というわけだ。
「んなもん自分で買ってこい」
「だって、噂のスクアーロの料理食べてみたい」
どんな噂だ。や、知りたくないが。
「それより、だ。自分は作んなくていいのか?」
「え?」
「雲の守護者。やるんだろう?」
「いーの、どーせ雲雀さん食べてくんない。バレンタイン当日は、ここに寄り付かないし」
‥‥‥ああ、そういやこいつの料理はポイズンクッキングだったな、と思い返す。念には念を入れてるんだろう。そうじゃなかったらあの男がこんなイベント逃すはずがない。あんな、吐きそうになるほど甘ったるい笑顔で甘やかしてるんだから。はっきり言って、直視するのをみんな避けている。だって破壊力は核ミサイル並(彼を知るものには)。
「だから、ねえ、ちょうだい?」
「‥‥‥」
きらきらと目を輝かせる彼女。あー、きっと断れないんだろうなあ。
生ぬるい笑みでもってスクアーロは現実逃避をはかった。
ハッピーバレンタイン!!(爽笑)
山本とツナが女の子。やまごく‥‥‥?ごくやま?で、ひばつな。
羞恥心はどことは聞いちゃいけません。
「なーツナ、獄寺ってバカだよなー」
「‥‥‥‥え、どしたの山本?」
短いスカート、ぼんやりと椅子の上で足を組んで(ぱんつみえるよ!)かりり、とポッキーをかじる。リップクリームの塗られたうすい唇についたチョコレートをなめとる仕草が色っぽい。
「なー、オレって、女としての魅力ない?」
「俺に聞いたってわかんないよ」
まあ、胸はあるっぽいし(なんだっけ、C?)顔はきれーだし、ないわけじゃあないと思う。
夏真っ黒に焼けていた肌は、冬になってまた白さを取り戻してきていて、滑らかさを増している。ショートカットは山本らしくていい。
そういったら、山本はため息を吐いた。
「じゃあやっぱり獄寺がバカなんだ。や、奥手なのか?」
「ねー、惚気なら聞かないよ」
「友達だろー?」
「じゃあ雲雀さんの話聞いてくれる?」
「ごめんこうむる」
「だろ?」
二人して顔をあわせてぷ、と吹き出した。
「いつになったら手ぇだしてくれんのかな」
「大切にされてんだと思いなよ」
「そっちは?」
「あの人は本能で生きてるから」
「なんだそれ」
あの人だって、次の日学校!て訴えれば手加減してくれるよ。
手首のキスマークに触れたら、「ずるい」って拗ねたように、女の顔で言うんだ。
山本はいろっぽいといい。にょやまの理想をかいてみました。
ひばつなは‥‥‥ひにんはしてるよ?(誰も聞いてないよ)
羞恥心はどことは聞いちゃいけません。
「なーツナ、獄寺ってバカだよなー」
「‥‥‥‥え、どしたの山本?」
短いスカート、ぼんやりと椅子の上で足を組んで(ぱんつみえるよ!)かりり、とポッキーをかじる。リップクリームの塗られたうすい唇についたチョコレートをなめとる仕草が色っぽい。
「なー、オレって、女としての魅力ない?」
「俺に聞いたってわかんないよ」
まあ、胸はあるっぽいし(なんだっけ、C?)顔はきれーだし、ないわけじゃあないと思う。
夏真っ黒に焼けていた肌は、冬になってまた白さを取り戻してきていて、滑らかさを増している。ショートカットは山本らしくていい。
そういったら、山本はため息を吐いた。
「じゃあやっぱり獄寺がバカなんだ。や、奥手なのか?」
「ねー、惚気なら聞かないよ」
「友達だろー?」
「じゃあ雲雀さんの話聞いてくれる?」
「ごめんこうむる」
「だろ?」
二人して顔をあわせてぷ、と吹き出した。
「いつになったら手ぇだしてくれんのかな」
「大切にされてんだと思いなよ」
「そっちは?」
「あの人は本能で生きてるから」
「なんだそれ」
あの人だって、次の日学校!て訴えれば手加減してくれるよ。
手首のキスマークに触れたら、「ずるい」って拗ねたように、女の顔で言うんだ。
山本はいろっぽいといい。にょやまの理想をかいてみました。
ひばつなは‥‥‥ひにんはしてるよ?(誰も聞いてないよ)
ヒバツナ。わけわからん。情事あと。えろくない。
那奈木は神話系がだいすきです。まったく詳しくないけど。
ユグドラシル、その大樹の根の下、知を司る神が片目を捧げたミーミルの泉、彼が望んだものは手に入ったのか。そこに行けば、僕の望むことは手に入るのか。どうしようもない思考回路、詮ないこと、そう、どうせ彼の心はわからない。彼じゃあないのだから。
「つ、な?」
だんまりと、うつむいてこっちを見やしない、彼は心を閉ざしっぱなしで。
ため息を吐くことはしない。彼が余計に壁を作ってしまうことは経験済みだ。それでなくとも、そういう事、のあとだ。
いつもこう。だけど、半ばそれをわかっていても衝動的に彼を求めてしまう。自制が利かないなんて、どこの子供だろうか。それとも、思春期特有の青臭さ?そういうものは無縁のような気がして、しかしきっちりと自分にも訪れていたということか。
「いたい?」
ふるふる、と彼は顔を横に振る。僕はそれが嘘だと知っていて、だけど、彼が僕を恐れてそれを言えないことまで、きっちり理解している。だから、僕はその裸の、華奢で白い、歯形の残る肩を抱き寄せる。ひく、と息を吸う音がして、彼のからだがかたまって、弛緩した。
僕の背には、いく筋もの赤い線が走っていて、動くたびに引きつれた。まだ、いくらか血のにじむそれを、だけど僕が彼に悟らせることはない。悟らせてはいけない。
彼の首筋に口付けて。涙は見ないふりをした。
なんでしょう、取り敢えず電波ですね。
那奈木は神話系がだいすきです。まったく詳しくないけど。
ユグドラシル、その大樹の根の下、知を司る神が片目を捧げたミーミルの泉、彼が望んだものは手に入ったのか。そこに行けば、僕の望むことは手に入るのか。どうしようもない思考回路、詮ないこと、そう、どうせ彼の心はわからない。彼じゃあないのだから。
「つ、な?」
だんまりと、うつむいてこっちを見やしない、彼は心を閉ざしっぱなしで。
ため息を吐くことはしない。彼が余計に壁を作ってしまうことは経験済みだ。それでなくとも、そういう事、のあとだ。
いつもこう。だけど、半ばそれをわかっていても衝動的に彼を求めてしまう。自制が利かないなんて、どこの子供だろうか。それとも、思春期特有の青臭さ?そういうものは無縁のような気がして、しかしきっちりと自分にも訪れていたということか。
「いたい?」
ふるふる、と彼は顔を横に振る。僕はそれが嘘だと知っていて、だけど、彼が僕を恐れてそれを言えないことまで、きっちり理解している。だから、僕はその裸の、華奢で白い、歯形の残る肩を抱き寄せる。ひく、と息を吸う音がして、彼のからだがかたまって、弛緩した。
僕の背には、いく筋もの赤い線が走っていて、動くたびに引きつれた。まだ、いくらか血のにじむそれを、だけど僕が彼に悟らせることはない。悟らせてはいけない。
彼の首筋に口付けて。涙は見ないふりをした。
なんでしょう、取り敢えず電波ですね。
リボ山。十年後。
山本は受けでも責めでもい(殴
自重?なにそれおいし(殴
あいつ、の愛情は、甘い反面どろりとしていて、それまでの俺のあいつに対するイメージを変えた。
とにかく執着する。嫉妬深い。
体格差に悩んでるし、可愛いったらなくて、そんでもってキスが好きだ。
小学生ほどの体格の子供(――――当然。十歳だもの)に主導権ぜんぶ握られてるのは少し悔しいけど。
「―――山本」
「ん、ふうっ」
濃厚すぎるキス、リボーンは巧すぎると思う。
ネクタイをひっぱられて、首筋を撫でる手にぞくりとする。ひやりとする、細くて白い指。煽りやがって。
なあ、どれだけの相手としたんだ。ここは、俺だって嫉妬する。唯一人の“恋人”だって、知ってるけど。
でも、恍惚としたリボーンの顔を見たら、全部、どうでもよくなる。
「リボ、も」
「‥‥‥やるよ、全部、おまえに」
二人してもつれて倒れこんで。
シーツの冷たさが肌に染みた。
日記だからさすがにエッロは自重。
やまもとがつかめない~。
山本は受けでも責めでもい(殴
自重?なにそれおいし(殴
あいつ、の愛情は、甘い反面どろりとしていて、それまでの俺のあいつに対するイメージを変えた。
とにかく執着する。嫉妬深い。
体格差に悩んでるし、可愛いったらなくて、そんでもってキスが好きだ。
小学生ほどの体格の子供(――――当然。十歳だもの)に主導権ぜんぶ握られてるのは少し悔しいけど。
「―――山本」
「ん、ふうっ」
濃厚すぎるキス、リボーンは巧すぎると思う。
ネクタイをひっぱられて、首筋を撫でる手にぞくりとする。ひやりとする、細くて白い指。煽りやがって。
なあ、どれだけの相手としたんだ。ここは、俺だって嫉妬する。唯一人の“恋人”だって、知ってるけど。
でも、恍惚としたリボーンの顔を見たら、全部、どうでもよくなる。
「リボ、も」
「‥‥‥やるよ、全部、おまえに」
二人してもつれて倒れこんで。
シーツの冷たさが肌に染みた。
日記だからさすがにエッロは自重。
やまもとがつかめない~。
ひば+つな。幼なじみ。
朝、校門前、風紀検査中、幼なじみの姿を認めた綱吉は、たたた、と駆け寄った。
「おはよーございますきょーやさん!」
「はいおはよう、寝癖、ネクタイまがってる、シャツの裾」
「うぎゃっ!」
「寝癖はともかく後はなおしてから教室いってね」
「ぶー、きょーやさん融通きかないー。」
「咬み殺されたくなければ早くね?綱吉」
きょーやさんのけちんぼー、はいはい、という会話を聞いて、現実逃避したくなったのはきっと、草壁だけじゃない。
いくらいつものことだって。
あー、ねみ。
朝、校門前、風紀検査中、幼なじみの姿を認めた綱吉は、たたた、と駆け寄った。
「おはよーございますきょーやさん!」
「はいおはよう、寝癖、ネクタイまがってる、シャツの裾」
「うぎゃっ!」
「寝癖はともかく後はなおしてから教室いってね」
「ぶー、きょーやさん融通きかないー。」
「咬み殺されたくなければ早くね?綱吉」
きょーやさんのけちんぼー、はいはい、という会話を聞いて、現実逃避したくなったのはきっと、草壁だけじゃない。
いくらいつものことだって。
あー、ねみ。
ヒバツナ。綱吉がやんでれ?
遠距離恋愛、それにしたって遠すぎる。だって、フィレンツェから並盛だもの。この手紙が貴方に届くまで、いったい何日、何時間、何分、何秒?
それから貴方から手紙が届くまで。いったいどれだけ待つんでしょうか!
お互い様、だけど。
‥‥‥ねえ、雲雀さん、貴方は寂しく、ない?俺だけなんですかね。
だったらひどい。俺は、寂しくて寂しくて死んじゃいそうなのに。
貴方がくれる手紙だけで生きてるんですよ。嘘だと思うなら手紙を止めてみてください。その内俺の訃報が届く。
‥‥‥嘘。駄目。止めちゃいやです。その前に俺、狂ってしまう。
ねえ、ひばりさん、あいたい。あなたに、あいたいです。
この、海を挟んだ距離が恨めしくて仕方ないです。
キスをして、抱き締めてほしくて。あと、貴方の髪に触れたい。貴方の目が見たい。
会いに、いけたらいいのに。
「仕方のない子」
何度も読み返した手紙をなぞる。勝手に口元は笑みを形づくる。
一応、返事は返したけれど、もしかしたら僕のほうが先かもしれない。
『これがたぶん最後の手紙になる。』
「草壁、準備は?」
「滞りなく」
あのこが驚くの、が、簡単に想像できるよ。
「待ってな」
『会いにいく』
ずっと傍にいる。
悲恋は書きたくないんだ。好きじゃないから!ヒバツナはハッピーエンドなのー!
遠距離恋愛、それにしたって遠すぎる。だって、フィレンツェから並盛だもの。この手紙が貴方に届くまで、いったい何日、何時間、何分、何秒?
それから貴方から手紙が届くまで。いったいどれだけ待つんでしょうか!
お互い様、だけど。
‥‥‥ねえ、雲雀さん、貴方は寂しく、ない?俺だけなんですかね。
だったらひどい。俺は、寂しくて寂しくて死んじゃいそうなのに。
貴方がくれる手紙だけで生きてるんですよ。嘘だと思うなら手紙を止めてみてください。その内俺の訃報が届く。
‥‥‥嘘。駄目。止めちゃいやです。その前に俺、狂ってしまう。
ねえ、ひばりさん、あいたい。あなたに、あいたいです。
この、海を挟んだ距離が恨めしくて仕方ないです。
キスをして、抱き締めてほしくて。あと、貴方の髪に触れたい。貴方の目が見たい。
会いに、いけたらいいのに。
「仕方のない子」
何度も読み返した手紙をなぞる。勝手に口元は笑みを形づくる。
一応、返事は返したけれど、もしかしたら僕のほうが先かもしれない。
『これがたぶん最後の手紙になる。』
「草壁、準備は?」
「滞りなく」
あのこが驚くの、が、簡単に想像できるよ。
「待ってな」
『会いにいく』
ずっと傍にいる。
悲恋は書きたくないんだ。好きじゃないから!ヒバツナはハッピーエンドなのー!